今日の櫻田

【自作服アーカイブ】レトロシックなツイードトップス:15作目 2021年5月

記事には広告が含まれています

レトロでシックで、しかしコスプレにならない、上品なお洋服なんて売ってない・・・なら作ってしまえー!と、46歳お誕生日ディナー用のツイードトップスを作った櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

・ツイードでノースリーブ
・前後高さの違うペプラム
・スタンドカラー

自分の好きをこれでもか!と、一着にぎゅぎゅっと盛り込んで、理想を追求したスペシャルなトップスは、完成度も手間も、オートクチュール級の一着になりました!

*2021年5月 15作品目を振り返っています

製作情報:材料費約3,000円

*材料費に型紙本代を含んでいません

理想と妄想を詰め込んだトップスのデザイン画は、こんな感じに。

理想の型紙なんてないので、3つの型紙を一MIXしました。

型紙

シネマで見つけた憧れの服 をベースに

ベースは、1996年の本「シネマで見つけた憧れの服」(絶版)より、C-1のトップス。



ちょっとよそ行き の表紙の襟とペプラム



 

いやーよくこんな冒険をしたもんだ(笑)

とっても大冒険だった上に、お高いツイード生地でギリギリしかなかったので、仮布で試しに作ってみました。

大体はOKだったんですが、ペプラムがなんか幼稚な雰囲気がして、前後で高低差を付けた上で、長めにしました。

 

ウエストがかなり高い位置で絞られていて、後ろに向かって下がっている、にこだわりまくり、何度もやり直したラインが気に入っているのですが…

若干、お腹ぽっこりを強調しているような気もしないでもない(笑)

アレンジ

アレンジっていうか、もう、全てがアレンジでした(笑)

この時点までで作ったお洋服の中で、間違いなく一番難しく、独創的で、技術的にとにかく大変でした。

作っては着て、直してまた着て…ほんとオートクチュール!

 

総裏仕上げで、裏返してもすっきりしてい・・・・ま、結構だぶついてるんですけどね。

裏地が少ししっかりした布(ふにゃふにゃのツイードにハリを持たせたかった)で、キセをかけた分がだぶついていますが、許容範囲かな。

生地

表地

ブラックツイード
・2,200円/1m ×1m

長戸商店さん

裏地

ツイードにハリを出したかったので、ちょっと厚めの化繊を、110円均一コーナーで調達。
・110円/1m ×2m

日暮里トマトさん

今だったら、夏用の高めの裏地を買うかな・・・ハリは接着芯に任せて。

ここら辺のことって、ほんと、経験を重ねないと分からないし、今も分からん!

資材

・ミシン糸60番黒
・伸び止めテープ
・接着芯
・ファスナー
・ホック1組

スポンサーリンク

最もやり直しが多かった服の一つ

3つのパターンを適当にガッチャンコ、なんて、上手く行かない部分が出て来るに決まっています。

こういう、着てみないとよく分からない部分は、作って着て、直してを繰り返しました。

 

単純な縫いズレ、間違いも・・・線を付けた所、本来縫い代の部分だったのです・・・もう出来上がっていたけど、やり直しました。ホックもつけて裏地もまつっていたのですが。

ツイードって、印もつけにくくて、縫い代も接着芯貼ってもボロボロして来るし、よく分からなくなって混乱して、自分にイライラしながらチョコレート食べることが多かったです(笑)

 

これで着られないことはないけど・・・・ほどいて修正してみたら、こんなに違ってました。

最終的にはきちんと高さを揃えることが出来ましたし、諦めずに直してホントに良かった♪

 

そして、ツイードって、解いていると、布が崩壊していくのです・・ツイードの凸凹に紛れて縫い目が見えない(笑)

ミシン目じゃなくて、ツイードの布糸を、リッパーで切ってしまいがちで。

接着芯ついてるところでも、穴をあけてしまいました・・・いやもう、大変だったけど、どうやって誤魔化したのかな(汗)

スポンサーリンク

製作記等ブログ・インスタ

【2021.04.26】レトロシックなツイードトップス作成計画★ペプラムとスタンドカラー

【2021.05.10】ツイードトップス完成★細部にこだわり レトロ・上品・可愛い一着に♪

【2021.05.05】襟の仮縫いまで来た!

コーディネート

このコーデで、銀座レカンのお誕生日ディナーに参りました~♪

【2021.06.01】お誕生日はグランメゾン「銀座レカン」でフレンチを★デザートもコース状態&思い出の記念写真編

↓こちらは三笠会館のフレンチにて、ランチ。

↓カジュアルにデニム合わせ♪

デニムとカーディガンで、大人カジュアル←?

今は流行らないけど、タイトなコーディネート好き。

おわりに

この服を完成させるのは、本当に、本当ーーーに大変でした。

技術的に自分の能力を大きく上回ることをしていたし、この特徴的な襟と裾のパーツのバランスが、最終的にちゃんと一着の服に収まるのか、デザイン面でも、とても難しかったです。

それをどうにか乗り越えて、形にできて、お誕生日の自分を美しく輝かせる一着を仕立てることができて、ホッとしました(笑)

でも、妥協せずに乗り越えたことで自信を得られたし、技術的な経験値も上げることができました。

 

そうそう、これで完成させても良かったけれど・・・最後かなり星どめしました。

*星どめすると、もっさりしていたところが、スッキリして、既製服感が増すんです。

そして、素晴らしく美しく完成しました!

もうほんと、オートクチュール!

あぁ、全てに妥協せず、頑張り抜いて、本当に良かった!

正直言うとね、ガッツリ裏地の付いたツイードで、ノースリーブって、普通着にくいのよ。春は寒いし、夏は暑いから(笑)

でも、そんな、お姫様な特別な服を持つのも、また贅沢なことよね♪

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました