着るだけで自分に自信が出てくるような・・・そんなリトルブラックドレスを完成させて、悦に入っております櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
人生初のリトルブラックドレスを着て47歳になりました
ということで、ご報告が遅くなりましたが、このドレスを着て47歳になりました♪
*今までレカンで撮影頂いた中で、一番の笑顔♪若干引きつってるけど(笑)
ということで、リトルブラックドレス作りの、こだわりポイントをつらつらと。
この後ろ姿もヤバイんですよもう・・・美しい~!
脱いでひっくり返しても美しいんです♪
鈴木圭先生パターンのアレンジ
さて、鈴木圭先生のパターンを、いろいろとアレンジして作ったこちらのドレス。
鈴木圭の考えるドレスアップドレス | 鈴木 圭 |本 | 通販 – Amazon.co.jp
<レース>
身ごろの裏張りはレースと同じ一色にせず、胸でベージュに切り替え
<袖>
上袖・下袖二枚合わせ→一枚に合体
カフスは長め・細めに
<スカート>
ハリのあるヘビーサテン→テロテロ若干伸縮素材に
ストレートシルエットを、8cm絞ってペンシルスカートに
丈は長めのところを、11cm短くして、ひざ下丈に
また、自分のサイズに合わせて、7号サイズの「袖を2cm短く」「ヒップを6cm小さく」しました。
寸胴な櫻田が着ても、ヒップが余らずに着られる!歓喜!
既製服をこれだけお直しすると、お金も時間もかかるし、ヒップを6cmも小さくしたら、デザインが崩れてしまう・・・普通のお直しショップで受けてもらえるかも疑問。
そう考えると、ほんと、手作り服って、規格外の体型に、素晴らし過ぎる~!
↑はパンツを作った時の「寸胴発覚」事件(笑)
おしゃれを追求して学んだことの一つは、意図せずサイズ感の合っていない服は、おしゃれを台無しにする・・・ということです。
だから、お直しをよくするようになったけれど、最初からぴったりサイズのオーダー服にすれば、全て解決さ~その能力はないけど~(笑)♪
「ズレ」こそが全て
そう、「ズレ」こそが、悪い意味での「手作り感」を生み、完成度を下げる!
最初はちょっとした、ズレ。
でも、そのズレが、型紙づくり、布カット、ミシン、アイロン、仕上げ・・・と重なって、シルエットの歪みにまで及んだり、なーんとなく美しくない服が出来てしまう。
ということで、特に後ろのコンシールファスナー部分、増やしてしまった沢山の切り替えを、しっかり合わせるために、何度か縫い直しました・・・一度でぴったり縫う技術はないので、根性で補いますっ!
ただ、レースの柄合わせは、後ろ中心の曲線を読み切れず、失敗しました。
何せ身ごろは、手のかかる布3種類が合わさっていて、ただでさえズレやすいんですよ。
特に、ベルト部分は、布が沢山集まっていて縫いにくく、端っこがミシンだといくらやり直してもズレてしまう・・・ので、一部手縫いで仕上げました。
ところどころ、びみょーにズレてるんですけどね・・・・ツメが甘い!
そうそう、レースの柄が「段々」になっているので(右側)
そこもできる限り合わせました、100%じゃないんだけど。
あと、裏張りした身頃と、地肌が透ける袖と、見た目の色差が大きく出たらイヤだなと思ったんですが、かなりいい感じに同色になってました。
最初は、肩は裏張りなしで透けさせようかと思ったんですが、下着を選ぶし、チラ見えとか気になっちゃって、着にくくなるな・・・と、ベージュの裏張りにしました。
あと、実は、裏地用の布は3色(ベージュサテン・もう一色薄いベージュ裏地・黒に近いグレー)購入していて、このベージュサテンは、トマトの激安コーナーで@200で最後に購入したもの。
買っておいてよかった・・・と、布山が罪上がるのを横目に見つつ(笑)
お誕生日ディナーが終わってからお直し
作ってる時に、「あとで作り直そう!」って思っても、なかなか作り直す気力って沸かないですよね・・・櫻田にもそんな服が沢山あります。
ですが、今回は気合が入っていたので、翌日に全てやり直しました。
まずは、一番気になっていた袖の縫い代のパイピング処理。
縫い代をキレイに切りそろえて、パイピングし直しました。
一気にステッチをかけてキレイに行く自信がなかったので、手でまつりました。
また、すっごく気になっていた、襟のすっごく小さな「ズレ」。
襟が後ろ中央部分だけ、少し高くなっちゃってたんです。ミシンのズレです。
*本当は、あと1mm右を短くしたかった
それを直したら、今度は左の襟の高さと大きく違ってしまって、ホックを取って左を直し、左を直してみたら、また右と高さが合わないという、永遠ループフラグ(笑)
どうにか、どうにか右を修正して合わせましたが・・・ヒヤッヒヤでした。
ということで、裏側も美しく仕上がりました!
あ、かなりフィット感のあるシルエットですが、布の伸縮性のおかげで、座ったり歩いたりにストレスはありません。
が!
後ろのスリット縫い止まり部分が、弱っちそうで・・・おしとやかな振る舞いで、スリットにストレスかけないようにせねば(笑)
リトルブラックドレス材料費:約6,000円
型紙
文中にある通り、かなりアレンジしております。
パターンいじるの楽しかったなー♪
生地
レース地:長戸商店さん
・@880円×1.5M = 1,320円
・ナイロン/レーヨンだったような
なお、仮縫いまでして却下となったレース地も、同じ880円です。
身頃裏布(サテンベージュ):日暮里トマトさん
・@200円×2M = 400円
スカート表地:長戸商店さん
・@880円 ×1.5M = 1,320円
・ポリエステル97% ポリウレタン3%
・巾143cm
スカート裏地:長戸商店さん
・660@ ×1M = 660円
・キュプラ100%
・巾137cm
資材
・接着芯:30cmほど
・シャッペスパン90番 黒 在庫(一部ベージュ)
・コンシールファスナー58cm1本
・ホック:1組
材料費は本代含まず、総額4,000円ほどですが・・・レースは2種類買ってどちらも切り刻んでしまったし、裏布も3種購入したし・・・ということで、ざっくり6,000円ということにしました!
自分でパターンを作れるようになりたい!
今回の大作を終えて、湧き上がって来たのは・・・自分でパターンを作れるようになりたい!という気持ち。
やっぱり思っちゃうよね・・・まあ、いつかこの日が来ると思っていたけれど(笑)
ということで、パターンの学校案内とか本とか見てみたんですが、かなり深淵&学ぶ人が少ないから情報も少ない?
パターンメーキングの基礎―体格・体型・トルソー原型・アイテム原型・デザインパターン・グレーディング ¥8,580
でも、深みに足を踏み入れ過ぎて、楽しい洋裁が、楽しくなくなっちゃったらイヤだな~というのもあり。
ついつい、自分を追い込むクセがあるので。
ま、人生まだまだ先は長いので、洋裁を楽しみつつ、考えてみたいと思います!