2020年3月、4月、5月と、毎月のように洋服を作っていた櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
前回のレースのパンツでウハウハ味をしめ(笑)、もっと上達すれば、妥協しながら既製服を探すのではなく、妄想通り、しかも自分の身体にフィットした夢のような服を、マジックのように作れるようになっちゃう?それやばくない?
と、日暮里繊維街でワクワクを増殖させつつ出会った布は、今まで手に取ったことのない色、素材感の布でした。
ちょっとさ、先に興奮しておくけど、この布×この複雑に重なったタックだからこその、このシルエット、このふくらみ、かわいいーーーーーっ♪
ふんわりお姫様←誰がやねん
ということで、45歳(当時、誕生月でした)の黄色いお姫様が誕生した話と、
最後の章は、櫻田がどうやっておしゃれになり、そして自分らしいおしゃれを獲得していったのか、という話をざっと!
この記事では、2020年5月に完成した、イエロー花柄タックスカートの型紙・生地・作製記・着画コーディネート画像などの情報をまとめています。
製作情報:材料費約4,500円
*材料費に型紙本代は含んでいません
型紙
1996年の本「シネマで見つけた憧れの服」(絶版)より
作ったのは、A-1 オードリーのスカートです。
この複雑なタックが、櫻田の「好き」なラインを作ってくれる、素敵な型紙♪
はい、2019年11月に作った第一作目のスカートですが、今回はいくつかアレンジしました!
【自作服アーカイブ】花柄タックスカート:1作目 2019年11月
第一作は、型紙通りに作るのが精いっぱいでしたから!
アレンジ
普通のファスナー→コンシールファスナー
前作は普通のファスナーで、こんなふうに縫い目が見えてしまうし、脇はカーブがあるから、おさまりにくい。
ということで、第二作目で初体験したコンシールファスナーにしてみました♪
まるで縫い目のような仕上がりになって、キュン♪
脇だけに少しゴムを
脇にちょっとだけゴムを入れました。
それによって若干フィット感が増したんだけど・・・ちょっと計算を間違えてキツくなってしまった。
裏地を付けて、糸ループを
これが、裏地付きの洋服第一作目かな。
誌上・パターン塾を参考にしながら、表布のタックの量を半分くらいに減らした裏地を付けました。
糸ループも付けました。
初めての糸ループも、ググって動画見ながらやったから、問題なし!
丈を短く
一枚目が、型紙通りの丈で作った一作目のスカート。
二枚目が、丈を短くした今回のスカートです。
スカートの丈を短くするというのも、今では当たり前のようにやっていますが、初めての時は戸惑うもの。裾から均等に短くすればいいのかな?ダメなのかな?いろいろ悩みながら、やはり「パターン塾」を見ながら頑張りましたー。
生地
表地
コブラン織っぽい、カーテン生地っぽい厚手の布、イタリア製
・ポリエステル58%,レーヨン22%,ナイロン10%
・135cm巾
・1,980円/m 1.5m
@長戸商店さん本店
裏地
すみません、記録がない・・・多分、380円くらいのだったと思う、1.5mで計算しておきます。
資材
・ミシン糸60番
・伸び止めテープ
・接着芯
・ウエストゴム
・ベルト芯
・コンシールファスナー
・ホック一組
製作記等ブログ・インスタ
【2020.04.03】イエローフラワー柄タックスカート~誕生日は洋裁をしておりました~
この時はちょうどコロナの時でね、自分のお誕生日も例年通りにはお祝いできなかったけれど、家にこもって洋裁するのが楽しくなって来たので、わりと幸せな日々でした。
コーディネート&反省点
作ったのは5月だったけど、5月に着るには、生地が分厚いし、裏地もついてて、暑かったのが、毎回恒例の反省点です!
裏地は、夏用の薄くて蒸れないものを、ノータックでつくればよかったと後悔。
ま、後悔、それは学びがあった、ということ!
そうそう、短くした丈なんだけど…
このタックスカートには、やっぱり「少し長め」の丈が合うかな、短くしない方が良かったな~って、ズルズル悩んだりもしました(笑)
↓一枚目が完成した丈、2枚目が+8cmくらいしたであろう丈(画像加工)
重い黒に合わせ、重いブーツに合わせると、長めの方が好きかも・・・って、誤差か(笑)
ウダウダ悩んでいる無駄な時間すら、本当は無駄ではなくて、自分の「好き」センサーを研ぎ澄ませているんだよね(とでも考えないとやってられない)
↓目を大きく見せたくて、しっかり見開いたら、確かにちょっとかわいく写ったんだけど、不自然さが否めない一枚。
こうして、少しずつ少しずつ、自分の魅せ方を学んで行くのでした。
おしゃれじゃない→客観的におしゃれ→自分らしいおしゃれ
櫻田は、2012年頃、10年前くらいから、このブログを始めて、
美人になりたい!
おしゃれになりたい!
という、通常あまり表に出さない、でもみんなちょっとは思ってるよね、って気持ちを全面に出しまくって、真正面から取り組んできました。
↓ブログを始めた当初、2012年,2013年くらいの今日のコーディネート。どんな感じが好きなのか、全然伝わってこないし、良く見ると結構ヤバイ💦
左下のコーデは「万引きGメン」とか名付けられたりして(笑)
これでも、わりと本気で頑張ってたのよ~。
そうなの、櫻田、元からセンスが良かったワケじゃないのよ。
こういうと、今すっごいセンスいい人みたいだけど、過去の自分と比べたら、そう言い切れる(笑)
そこからありとあらゆる努力をしたから。
【2021.07.22】おしゃれになるために実践した6つのこと
2018年頃のコーディネートは、2012年頃よりはおしゃれな感じになって来たな、って実感がありました。
で、よくお話しするけど、客観的に似合う服、雑誌に掲載された服、誰かのおススメ、トレンドの服を着ていたら、おしゃれが苦行になっていてね…いま私は正解を選んでいるのかな?って、いつも気になって。
洋服に限らず、自分の生き方そのもの。
突き詰め過ぎて、完璧目指して、肩に力入っちゃって、自分を追い込むところも!
(それは櫻田の良いところ、強み、でもあります)
で、2019年のコーデは、花柄スカートを作った影響もあるのか、少しフェミニンに、女性らしく変化。
その翌年、45歳の誕生月5月、日暮里繊維街でこの生地を手に取った自分に、正直びっくりしました。
黄色なんて着ない色だし、しかも、なんかピアノのカバー(昔のアップライトピアノってカバーがかかってなかった?フリンジとかついてて)みたいな、重い、ちょっと古い感じで…でも、なんか抗えなかったのよね、このクラシックな雰囲気!
*この「なんかよく分からないけど」っていう感覚は重要なので、大切にして欲しい!
既製服を選ぶ時は、つい、客観的な他人軸のおしゃれモードになってしまう。
でも、洋服を作ろうとすると、こういうフェミニン系の生地や色、デザインに惹かれる・・・よく分からないのだけれど、作りたい服を妄想してると、自分の本当の「好き」が躍り出て来るのよ(笑)
↑このバックルの感じが、すごい好き。
そしてそれから、自作服を軸に、自分の好きを明確にして行き、今の櫻田のワードローブが作られて行きました。
【2021.05.13】櫻田「スタイル」4パターン取捨選択・「目指さないスタイル」を明確にする
「好き」はもちろん、少しずつ変化していくものだけれど、毎シーズンどんどん変わる(洋服を買わせるための)トレンドの変化とは全く違う。
しなやかでブレない自分軸。
トレンドや、誰かのおススメ、プチプラも、ブランド品も、その良さを利用することはあっても、振り回されることはない。(いや、たまにあるw)
そんな自分軸のおしゃれに導いてくれた、洋裁が大好きです。