年末にジャケットが完成した件、ご報告するのをすっかり忘れていた櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
はい、こんなジャケットできました♪
スカートは11月に作ったグログランのタックスカート。
セレモニー用のツーピースみたいな感じ。
お姫様ってより、謝恩会に行けそうな保護者感(笑)=コンサバ感
トレンドとは無縁の世界です。
ちょうど1年前に、ボクシーな、ドロップショルダーで作ったのですが、
シルエットがどうしても気にくわなくて・・・リフォームしました。
【2021.12.22】千鳥格子のコートジャケットをリフォームしている理由
その、作成徒然記録、主に反省大会です。
反省大会
柄合わせ
柄モノは、パーツごとにラインを合わせる必要があるので、それがめちゃ難しかったです。
しかも、布地は超限られているので、その中でのやりくりという、2重苦。
真ん中は、まるで一枚の布のようにぴったり揃えたかったのだけれど、ちょっとダブってしまった。
↓は、画像加工でぴったり合わせてみました、こうしたかったのに!
こんなの、作った人しか気にしないと思いますが・・・作った人は気になるし(笑)、全体的な印象・完成度に、実はしっかり影響してるんですよ。
精進せねば。
裏地の縫い合わせの汚さよ
反省その②は、裏地!
奮発してシルクを裏地に使ったんですが、それは良かったんですが・・・
アメリカVougeのパターンのディレクション、裏地付きジャケットなのに、「どんでん返し」がないんですよ。
「どんでん返し」とは、表地と裏地を、極限まで中表で縫い合わせて、ひっくり返すこと←あってる??
クッション作るとき、中表で縫い合わせて、ちょっと開口を残して裏に返すじゃない?
表から縫い合わせるより、断然キレイに、そして簡単にできるワケですよ。
あれをジャケットでやるわけです、袖付きなのでものすごい複雑なんですけど。
去年はその「どんでん返し」で作りました。
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なんだけど、Vougeの作り方ではどんでん返しがなくて(英語の説明を正しく理解できていなかったのかもしれませんが・・・)、いろいろ「手でまつる」箇所が多くて大変でした。
特に、特に、もう二度とやりたくないのは、袖の上半分を手縫いで縫い合わせるっていう、無理ゲー。
下半分はミシンでどうにか縫って、手縫いでってさ・・・・もう、無理ゲー。
3個くらいチョコ食べたよ、この作業中イライラして(笑)
袖の方はアイロンかけて折り目付けて、身頃には出来上がり線を引いて、待ち針で留めて・・・あぁ、でもキレイにできなかった。
納得できるまでやり直すのが信条ですが、この時はもう、そんな気力は残っていませんでした(笑)
かがむと外れるホック
いくつあるんだっつーの!って感じの反省点。
前はボタン留めにする布地の余裕がなく、突合せで、ホックで留めてるんですが・・・
嫌な予感はしていたんですが、何せ、着ていく日が迫っていたので、ペンチでホックを抑えて外れにくくし(留めにくいけどw)、どうにか。
コサージュの裏側がヒドイ
で、最後の反省点は・・・コサージュ。
スカートの布と、ジャケットの布を、3時間くらい、あれやこれやとやってみて、最終的にこんな感じになりました!
で、もうほんと時間なくて、最初はグルーガンで仕上げようかと思ったんですが、修正効かなくなるなって思って、フェルトにブランケットステッチで台を貼り、そこにコサージュピンを付けたんですが・・・
急いでいたのと、久しぶり過ぎたのと、適当の3乗で、葬り去りたいレベルの雑さに。
ま、土台を付けて、2か所ピンを付けたので、大き目ですが安定してついてくれます。
鳩胸効果
あと、すっごーーーーーーーーーーーーーーい致命的なんだけど、なんか鳩胸に見えるよね(笑)
しかも、なんかちょっと垂れてる感じに、ちょっと下の位置で(笑)
プリンセスラインの型紙を選ぶべきでした・・・なんか、千鳥格子柄の錯覚効果で。
これは大誤算でした(笑)
★
そんな、反省点ばかりのジャケットですが、いつも通り、理想のイメージに近づくように、頑張って作りましたよ~。
千鳥格子ジャケット:材料費約8,000円
型紙
海外型紙サイトから。
V7975 | Misses’/Misses’ Petite Collarless Jackets | Vogue Patterns
セールで6.99ドルだったけど、送料が同じくらいかかったので、1500円ってことで。
一番小さいサイズで、かなり丈を短くして作りました。
生地
表地:2M 5,000円くらい(リフォーム前の生地そのまま)
裏地:1M 1,000円くらい(リフォーム時に追加)
資材その他
・60番ミシン糸グレー(在庫)
・接着芯1M くらい
・伸び止めテープ
・ホック
全て在庫から出しました。
概算コストは、パターン代も入れて8,000円くらいかな。
生まれ変わった、千鳥格子のジャケット。
やっぱり着ていく機会は少ないと思いますが、何でもかんでも着まわせる服じゃなきゃ!ってこともないな、と。
でも、ちょっとカジュアルにも着崩してみたい気もして、ワクワクしてます♪