洋服の断捨離に取り組みながら思う。
ほんとうに着たい洋服だけを着る
ほんとうに食べたい物だけを食べる
ほんとうに住みたいところに住む
なぜ私はそれができないんだろう。
予算があるから、TPOがあるから、毎日着るわけだし、あれもこれも着たいし・・
いや、栄養とかダイエットとかあるし、それじゃ病気になるでしょ・・
第一、住みたいところなんかに住めるわけないし・・
そう、そうなんだけど、そうなんだけどね、それでもね、
ほんとうに、ほんとーーーーっに、内なる自分が求めるものを選んでいけば、
無駄な服なんて買わなくなるだろうし、
洋服も生活用品も全てが調和するだろうし、
身体が必要とするものを食べるようになるだろうし、
自分にふさわしい場所を選ぶんじゃないだろうか。
人って、他人と比べず自然体でいれば、何かを選ぶ時、予算とか時間とか、
適切な「タガ」を、自らはめるように出来ているような気がする。
また、分不相応とか、逆に自分にふさわしくないとかって、
本来、実物を見て、触れて、行ってみれば、分かるようになっているんじゃないのかな。
だから、条件をすべて取っ払ったり、明日命が尽きるかもしれないとしたら?
とか考えて、ほんとーに自分は何をどうしたいのかを、考えたりする。
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櫻田がこれは!と思うファッション本やお片づけ本、健康本、自己啓発本は、
結局はそういうことを言っているような気がする。
自分がどうしたいのかをきちんと軸に置けと。
コーディネートとか、マナーとか、ハウツーはその先にあるもので。
じゃああんた、今日から今からそう生きればいいじゃない、と言われると、
えーっと、うーん、明日着る服に困りそうだし、ホワイトロリータ残ってるし、
と言い訳を始める自分がいるのも事実なんだけれど。
でも、方向性として自分の中に据えておきたいし、
少しでもそれに近づくようにしていこうと思う。
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ところで、企業がなんであんな大金を投入してメディアに広告出すかって、
接触回数が多ければ多い程好意を持つように、欲しくなるように、
人間の脳みそが出来てるからなんだよね。
大昔、イケメンに片思いしてアタックしまくっていた時←昔から手法は変わらない
ほぼ毎日会いに行っていたら、2週間位で陥落した。
若い櫻田:なぜ私のこと好きになってくれたの?
イケメン:うーん、毎日会ってたらなんとなく。
若い櫻田:あぁ、TVCMの刷り込み効果みたいな!(反射的にそう言ってしまった)
イケメン:あぁ、そうそう!(否定しろよ)
えぇ、すごく素朴で素直な年下君でねぇ。
話は大幅に逸れましたが、しばらく雑誌断ちしようかなーと思っていたら思い出しました。
見てると欲しくなっちゃうのって当たり前。
自分のスタイルがふにゃふにゃな今、アパレル業界の刷り込み攻撃に耐える自信がないし、
そういう流れで今は服を選びたくない。
情報が多いほうが、間違えてしまうことも、あると思うし。
雑誌の通りのコーディネートを丸ごときっちりコピればキレイになれるって、
藤原美智子さんが昔著書で書いてらしたし、そうコメントも頂いて、
それに近いこともしたし、それも正しいと思うのだけれど。
今まで何度か雑誌断ちして、また戻ってって、ダイエットみたいな繰り返しになっているけれど、
その時その時、櫻田にとっては違う意味があったような気がします。
雑誌が諸悪の根源ということではなく、
使う側の成熟度の問題ということで。
ま、お店に行けばトレンドアイテムばっかりだし、流行を説明されるし、
季節が変われば、また違うトレンドアイテムを見せられるのだけれど・・・。
だから逆に、すっごく時代遅れになるということもないだろう。
そう、行くお店も絞ったり、日頃行かないお店や場所に行くのも良いのかもしれない。
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一目見て心にピーンと来た、その感覚。
理想の一着を思い描き、それと出会うまでは買わない、という気持ち。
そういうものを大切にして、ブレない自分を積み重ねていこう。
四十にして惑わず。
あと数ヶ月、いまだ惑わされてばかりなんですがーーーーーっ!