本日は健康診断を受けておりました櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
身長が縮みました・・・しょんぼり(笑)
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さて、ようやく店頭にコートが出揃った感がありますが、ほんと、どこを見まわしてもリバーコート、薄い一重仕立てとかで、そして長くてブワッ(風に吹かれてなびくさま)、って感じですよねぇ。
なんかこう、子供がマント被ったみたいになりがちです、櫻田が着ると。
まろやかなオフホワイトで、長いけど長過ぎなくて、ボリュームがあり過ぎなくて、ラペルも大き過ぎず、値段も高すぎなくて・・・ということで、何着か試着したのですが、結局自分で作ることにしました!
ダブルフェイスのコート地ゲット@日暮里繊維街
大好き日暮里!
1ヶ月前くらいに来た時は、まだコート地の品ぞろえがイマイチでしたが、充実してた♪
今回は「トマト」さんで、ダブルフェイスのコート地をゲット!
カシミヤ入りが欲しかったのですが、あいにくダブルフェイスの白では見つからず。
でも、お蔭でめちゃくちゃ安くなった。
ダブルフェイスで芯もいらないし、ファスナーもボタンもないので、トータル5,000円くらいです。
念のため3M購入しました。
トルソに掛けるだけで、なんかもう、雰囲気出てて、嬉しい♪
かたやまゆうこさん「コートを縫おう。」をベースにデザイン
理想のコートに一番近いデザインを発見して購入・・・ボウタイブラウスの時の「ブラウスを縫おう。」のかたやまゆうこさんに、またもやお世話になります。
今回も恩人です。
リバーシブル仕立ての作り方は少なく、こちらのコートをベースにして、
丈を伸ばしたり、ディテールをいじってできた、完成予想図!
・袖は長めに作って折り返しできるように。
・ボタンは付けずに、ベルトをプラス。
・ポケットは、箱ポケットではなく、脇目を利用したシームポケットにしてスッキリ。
・若干フレアにラインを引き直して丈を伸ばし、サイドにスリットをつけて足さばき良く。
絵は、練習していたボディのお手本を下書きにして、いろんなコートの写真を見たり、下に敷いたりしながら、どうにかこうにか描きました。
型紙づくり~カーブ定規の便利さに驚愕~
実物大型紙を透ける紙に写し取るんですが・・・この「カーブ定規」がめちゃくちゃ便利ーーー!
襟ぐり、袖ぐり、そして裾のカーブまで、美しくカーブが描ける!
#ちなみに、どうでもいいと思ったミニ定規も大活躍してます!
こんなにキレイに型紙が描けたのは初めてです。
今までフリーハンドでカーブを描いていたけど・・・もう、これなしじゃ生きていけない。
完成!
そして次は裁断です。
裁断~ロータリーカッターとA1カッターマットは神!
コートのベルトですが、180㎝の細い紐を切る・・・鋏だとまっすぐ切れず、結構ツラい。
試しに、その日の午後に届いたA1サイズの大きなカッターマットを使って、ロータリーカッターで切ってみたら・・・・。
すばらしく、ほんと、あり得ない、工場で、機会で裁断したような布が!
本当に感動しました。
マットはamazonで2,580円送料込!色も選べて激安!
ちなみにこのロータリーカッター(ずっとローリーカッターって呼んでた)ですが、10年以上、いや20年くらい前だかに購入していたもの。
何の目的で購入したかは忘れましたが、文房具や工作系DIY系は大好きなので、何か作ろうとしたのでしょう。
一度も使っていないのも良かったのか(爆)、サビてもなくて、切れ味も素晴らしく、指をスパッとやりました(笑)
血だらけになりながら、パーツを全てカットし終えたところ。
前身頃・後ろ身頃・袖・襟・ベルト・ポケットの袋
あ、身頃や袖など、大きなパーツは、ローリーちゃんじゃなくて、鋏の方が切りやすかったです。
リバーシブル製法~始める前から泣きそうになる~
リバーシブルの布地は、2枚の布が、全面糸で縫い合わされた生地です。
それを一旦剥がして(間の糸を切って)、特殊な処理をします。
切った布の、ほとんどすべての辺を、手作業でほどいて行きます。
これは練習が必要だと試しにやってみましたが、出来上がりがガタガタな上に、ほどくだけですごく時間がかかりました・・・しかも、布を切ってしまいそうになるので、気が抜けません。
リバーシブル製法では、コートの裾や袖口などは、開いた2枚を内側に織り込んで、手でまつるんですが・・・
すばらしくグダグダな出来上がりで泣きそうになりました。
こんなコート着たくない・・・。
「リバーシブル縫製」と聞くと、両面着られる洋服というイメージを持つことでしょう。しかし、ここで紹介する「リバーシブル縫製」はそうではありません。工程の70%以上を手まつりによって仕上げる熟練された技術者しか出来ない高度な縫製技術のことを指します。
Beautiful People:リバーシブルソーイング REVERSIBLE SEWING
初めてのコート作りなのに、いきなりハイレベルなもの作っちゃってるのかもしれない・・・。
裏地も見返しもいらないから、リバーシブルコート簡単♪なんて思った私がバカだった。
あ、ちなみに、市販品の美しいものを見ると、縫い目は細くくっきり仕上げた方が美しいよう。
布の厚さにも拠るのかなと思うのですが、今回は薄いダブルフェイスなので、本の作り方は1cmでしたが、縫い代7.5㎜で作りたいと思います。
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ちなみに、昨晩コツをつかみ、早くキレイに開けるようになりました。
今度インスタかブログでご紹介します!
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完成が待ち遠しい・・・・けれど「全ての辺をほどく」作業が、まだ延々と続きそうです。
こういう細かく面倒な作業、嫌いじゃないんですけどね♪
完成予想図
これなんて理想的な感じですけど、でも、欲しいのはベージュじゃないんですよ、白、オフホワイトが欲しくて。
ちなみに、ドゥーズィエムクラスで、マディソンブルーの白いリバーコートを試着させて頂いたんですけど・・・20万近かったかな・・・orz…
これも、もうちょっとホワイトで、もう少しコンパクトな感じだといいんだけど。
洋裁を始めると、(布さえ見つかれば)細かいディテールまで、最高にお気に入りのものが作れる!と欲張りになってしまう。
自分の洋裁の腕など、全く無視して!
あぁ、こんなシャーベットカラーでも作りたい!