同じ型紙で4着目のスカートを作った櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
このタックが醸し出す、上品なふんわり感が好き過ぎて♪
しかし、このタックの陰影に辿りつくまで、幾多の困難を乗り越えました・・・っていうか、パニエ作って(無駄になったw)、布を変えて作り直して、完成間際でチャック崩壊して…もはやプロジェクトXよ!(それほどじゃない)
製作情報:材料費約3,000円
*作り直した2作目のグログランの方の材料費です
*材料費に型紙本代は含んでいません
型紙
1996年の本「シネマで見つけた憧れの服」(絶版)より
作ったのは、もう4着目となる、A-1 オードリーのスカートです。
この型紙は既に3着作っています。
なんですが、これがいい陰影とシルエットを生み出すのです♪
アレンジ
第一作目は型紙通りで、
第二作目はアレンジを少し入れて、
・ファスナーをコンシールファスナーに
・脇に軽くゴムを入れ
・丈を短く
・裏地を付ける
第三作目はさらにアレンジして、
・ウエストを太く
・ファスナーを後ろ中心に
・後ろに幅広ゴムを入れる
・丈を長めに
・裏地を付ける
第四作目は再びアレンジ・・・
・ウエストはゴムなしに戻す
・丈を長めに
・ファスナーは横に戻す
・裾見返しを付ける
これは今回特にこだわりました、フレアのラインがキレイになるかなって。
ステッチをどうするか、脇をどう縫い合わせるか、手探りで進めて・・・
完成♪
某Madisonblueのスカートで気になっていて、真似してみました。お気に入りポイントです♪
生地
表地
グログラン生地結構厚めしっかり
・ポリエステル100%
・112cm幅
・1,353円/m ×1.8M=2,435円
@日暮里トマトさん
裏地
お馴染み、日暮里トマトさんの110円均一コーナーにて調達した美しいグリーン!
110円×2M=220円
@日暮里トマトさん
資材
・60番ミシン糸ブラック
・60番ミシン糸グリーン
・コンシールファスナー(1度破壊したので2本)
・ファスナー部分に伸び止めテープ
・固め不織布タイプ接着芯少々(ベルト部分)
なぜ5着目?…布変えて作り直したから!
えぇ、一度完成させたんですよ、ブラックタックスカート。
でも、一着目は柔らかい生地だったから、ふんわり感が納得行かなくて…で、パニエまで作って、ふんわり感を出そうとしたんですが、なんか全体の雰囲気に納得行かず・・・。
パニエだけでもかわいいかも(笑)
で、仕方なく、再度日暮里に走り、グログランの布を買って来て作り直したんです。
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うん、納得!
素晴らしく、クラシカルで、よそ行きにぴったりの、素敵なスカートが出来ました!
あぁ、タックがお美しい!
こだわって良かった~♪
製作記インスタ
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あ、完成目前でこんなトラブルが・・・
えぇ、ファスナー壊れて脱げなくなって・・・着たままリッパー持って解いて・・・
大量のチョコレートを食べつつ、どうにか乗り切りました(笑)
いやぁ、辛かった。
コーディネート
実は、さらに後日談があって…
カジュアルな雰囲気でこのブラックタックスカートを穿きたい時は、最初に作ったスカートが結構いい感じなんです(笑)
あと、素材が軽くて涼しく春~秋もOKだし、シャカシャカした感じのカジュアルさがあって、気軽に着やすくて。
なので、実は、1作目も2作目も、どちらも愛用しています。
↓以下全てカジュアルな1作目
最初に作ったスカートは、カジュアルに軽やかに着たい時に。
作り直したスカートは、クラシカルに重厚な雰囲気を出したい時に。
こういうベーシックなアイテムは、生地を変えて何枚かあると、コーディネートに奥行が出るのかもしれません。
生地によるタックの出方の違い、パニエの仕組みや効果、いろんなことを学ぶことが出来て良かった…
いやでも、パニエは無駄になったと発狂して捨ててしまったし(取っておけばよかったーーー涙)、ほんっとに時間と気力体力を使ったし、一発で作り切って欲しいですこずえさんっ!