高いモノを身にまとえば美人になれるのか。
これ、ずーっと悩んでいます。
この記事も、もう半年くらい書いては消して書いては消して・・・
YES, NOで答えるならば、NOです。
全身お高いのに・・という方もいらっしゃる。
でも、高いモノを身にまとえば美人になれるとは限らないけど、
その可能性は高い、と言うのは正解なんじゃないかと思います。
このブログを書き始めてからの櫻田は、一貫して(たまに破ってるけど)、
価格の高めのモノを厳選して購入して来ました。
(高い低いの基準はひとそれぞれですが、櫻田にとって6万円の靴はあり得ない高さです。)
また、雑誌でスタイリストが良いと言っているようなブランド(概して高い)
を参考にして来ました。
なぜ?
この今さら美人プロジェクトを始める時、
今までの自分の判断基準で頑張っても、オシャレに、美人になれない自信があったのでキリッ、
今までの自分のセンスじゃない、違う基準で取り組むべきだと思いました。
そして、美の一流と言われる方達の基準を参考にしようとしたら、
「一流品」を身につけなさいというアドバイスが多かった。
誰もが認める本物に触れることで、自分の中の価値観が変わり、
周りの人への接し方も変わります。本物に触れるたび、
あなた自身が少しずつ「本物」に変わっていくのです。
彼女に限らず同じ事をいろいろな方がおっしゃいます。
まあ、平たく言うと、
安物ばっかり買ってないで、値段が高くても良いものを身につけようよと。
なお、必ずしも高いモノ=一流品 本物とは限らないので切ないですが、
本物や一流品は、ほぼ間違いなく高いのも、切ないです。
で、櫻田の頭の中はこんな感じです。
・高いモノは質の高いものが多く、着る人を美しく見せる確率が非常に高い。
だから、高いモノを身にまとえば美人になれる「可能性が高い」と言える。
・一方安いものは、質の低いものが多く、モノによっては美しく見せるが、その確率が低い
・だから、オシャレ初心者が手っ取り早く美人になるには、高いモノから選ぶ方が良い。
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宝石鑑定に上達するには、ひたすら本物を見るしかないと言う。
なら、ひたすらその筋の一流品を着てみればいいんじゃないのかしら。
バルバやフィナモレの白シャツに、
クルチアーニのニットを羽織り、 セリーヌのタイトスカート、
足もとはルブタンのショートブーツ・・・
そうしたら、良いもの美しいもの一流品を見分ける審美眼が養われるのかしら。
っつーか、そんなんで固めてたら、財政破綻するってば!
でも、「安いから買う」「お買い得だから買う」という判断基準から卒業して、
新たな判断基準を得るためのプロセスと考えると、大切なことだと認識しています。
諸悪の根源はこれらの判断基準だとも思うし。
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今までは絶対入らないようなお店にも足を踏み入れるようになって思ったのは、
やっぱり価格と品質って比例するんだなーという事。
実際試着して分かったけれど、布の質感、製法、ライン、本当に違う、キレイ。
その中からサイズの合うもの、似合うものを探した方が、美人成功率は断然高い。
また、店員さんやお客さんの美人度も、ある程度比例すると思います。
ちょっと乱暴だけど、ぶっちゃけそうじゃないですか?
すごく自分に手(なりお金なり)をかけている、美意識の高い人たちが集まっている。
自分に手をかけている人は、やっぱり美しい。
そういう空間に身を置く事ですら、また少し、自分を美人に近づけてくれると思う。
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ところで、高いモノをいくつか買って、櫻田の美人度は本当にアップしたのか?
はい、ない胸を張ってYESです。
まずは圧倒的に安いモノとクオリティが違って美しく見えるので、
その価格に見合ったクオリティそのものが櫻田を美人にします。
もう一つ、これが結構重要なんですが、
美人になるって、マインドセットがすごく大切だということを感じています。
自分は美人だと思い込むこととか、美人になることを諦めないこととか、
ひがまない、ねたまない、いじけない、そして自分に自信を持つことがすごく大切。
ロッシの靴、ベイジのジャケット、AGのパンツ、ロエベのバック。
多分、クオリティ以上のものを、櫻田にもたらしているように思います。
それは、ブランドが持つフィロソフィーであったり、
なんてカッコいいことも言えるし実際感じますが・・
ちょっと高いモノ、質の良いモノを、憧れのブランドを身につけてるのよ私は!
という側面がもたらす自信。ぶっちゃけそういうのちょっとはあるでしょ?
そういうのって、自分の行動を変えて行くと思います、美しい方に。
だから、YESです。
美しいアイテムを身につけた自分は美しく見えるし、
さらに、自信もついて、美人オーラが出る。
いい事尽くめです。
ただ、高い。そう、高いんです。
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パンプスは本当にロッシ(6万円台)じゃなきゃいけなかったのか?
ダイアナ(1万円台)じゃダメだったのか?
櫻田にはロッシじゃなきゃダメだったんだと思います。
(まあ、ダイアナでも良かったなんて、6万円出しといて言えないですけどね)
美人最初の一歩、ベーシックアイテムとして、
自分を最高に美しくする、自信をくれる一足が絶対必要だった。
気持ちの部分もとても大きい。
でも、先日ダイアナの靴(デザインが違うもの)も買いました。
全部を一流品で、高いモノで揃えるのは無理だし、
服装に合ったデザインや色のアイテムが必要だし、予算は限られている。
財政破綻しないように、メリハリ付けて行かなきゃと思っていますが、
ベーシックアイテムは引き続き、本当に良いもの、似合うものを厳選する、
その方向性は変わりません。
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予算というものの他に、自分を縛るものがもう一つ。
客観的に見て美人かな、バランスいいかな、似合ってるかな、って気にし過ぎな事。
皆さまからのコメントで気づかせて頂きました。
でもきっと、自分の中に「これ好き!」というピュアな気持ちもあるはず。
自分を楽しませてあげなければ、自分は美しく育たない。
そう、Giovanna Battagliaさんの写真を見てて思ったんですよねぇ。
Giovanna BattagliaさんのPinterest
http://www.pinterest.com/explore/giovanna-battaglia/
これが自分が目指す美人なんじゃないかって思います。
まあ、この方、そもそも美人でスタイル良くて、似合うものも違うのですが、
そういう表面的なところではなく、オシャレ楽しんでます感とか自信とかキュートさとか。
そう、内面からにじみ出る感じ。旦那様と自転車で二人乗りする姿も、とても素敵。
行った事のない街やお店、見た事なかった雑誌、
海外のスナップ集、写真集なんかも見つつ、
切り抜きやイラストで自分の「好き」を具体的にしてみようと。
若者ブランドやプチプラブランドで挑戦してみるのもいいじゃない。
値段やクオリティ、似合うか似合わないかは置いといて、
好きでたまらない服を身に着けた自分は、きっと自信に満ちてハッピーで美人だと思う。
自分に似合う、質の高いベーシックアイテムがそれを支えてくれれば、なおいいよね。
自分がきっと持っている、自分だけの美の基準が、
見えてくればいいなと思っています。