小さなこだわりの世界の話なんですが、はい、理想的な、自分が目指すイメージを体現してくれているフォントを見つけた櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
前からいろいろ考えていたのだけれど、ようやく確信を持ってこれだ!と思えるようになったという話。
櫻田はずーっと、センスって何だろう?どうやったらセンスは磨くことができるのだろう?と考えています。
自分の中で「センスがいい」というのはどういう能力があることなのかは、理屈では分かって来ました。
・改めて自分の好きなテイストを象徴するモノ〜ジノリのお皿・ミュージオホワイト〜
・「センスは知識からはじまる」水野学★ワタシの最適化
・「大人のセンス」でもっと素敵な私になる考え方とテクニックby窪田千紘でセンスの育て方を知る
1.欲しいイメージを因数分解できる(色・形・質感・・・)
2.どんなモノでもそれを要素に分解できる(同上)
3.欲しいイメージに必要なモノを選び取って、どんなこと(ファッション・インテリア・グラフィック等)に再現できる
どんなにものの多い、足の踏み場もないような部屋であっても、もし、それらのもののテイストが統一されている場合は、さほど見苦しくは感じられません。たいていの場合、趣味に統一性がなく、ちぐはぐなために見苦しいのです。
・ある日の装い〜感性を鈍いままにしている人に限って、持ちものが多い〜
そんなセンスが欲しい。
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ところで、フォントが好きで、いろんなフォントを見て使ってきたけれど、なんとなく好き嫌いで選んでいました。昔の洋服の選び方と一緒です。
グラフィックデザインにおいて、フォントが持つイメージを的確に捉えて選ぶ力って重要ですよね。
Arch:フォントの基本的な選び方
でも先日、すっと、櫻田にはこのフォントしかないな、と決めることができて、衝撃的に嬉しかった、っていう、そんなん聞かされてもって話なんですが、嬉しかったので、長々と。
このフォントしかないなと思えたのは、Macで標準装備されている「Optima」というフォントです。
欧文サンセリフ体、すっきりとしているけれど、エレガント。セリフ体のようにあからさまな伝統・高級感ではなく、現代的な感じがするのが好き。でも、カジュアル過ぎない・・・これ、この雰囲気が欲しい。この櫻田のコーディネートはちょっとカジュアル過ぎる。
好きだわーこのフォント。
こちらはセリフ体のBaskerville。格調高くなるけど、もっとすっきりさせたい。
さらに繊細ノーブル。これもいいなと思ったけれど、やっぱりセリフはない方がいい。シンプルでモダンな感じが欲しいから。
Copperplateは、Dean and Delucaっぽい感じで、ユニセックスでちょっと高級感があり、ゴージャスモダンとか、塩系のインテリアにも合いそう。
太いフォントはカジュアル感が出過ぎてイマイチ。郊外のジーンズ店っぽい感じがするのはなぜ?これは基本フォントのArialの太字。
やり過ぎゴージャスじゃない筆記体系。シンプルでいいけど、手書き風から滲むラフな感じは、いらないなという気がして。
タイプライター系は、ちょっとレトロなほっこり感が出てしまう。Courier
Futura もモダンで好きなフォントだけど、ちょっとポップな感じがして却下。
ということで、やっぱりOptimaだよね、となりました。
自分の理想のイメージを要素に分解して取捨選択する訓練だと思って取り組んでみました。
あと、この彩度の低い、背景のグレージュと洋服のグレーの組み合せが何とも言えず好きです。
コーディネートは、もう少しキレイ要素を入れなければ、フォントに合わない気がします。デニムをやめるか、スニーカーはヒールかな。
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自分の「好き」を、ファッションにも、グラフィックにも、インテリアにも、生き方人生にも!?再現できるセンスが欲しいから、毎朝のご飯も、インテリアも、ファッションも、訓練だと思っています。
ちなみに、画像を大き目の正方形にしたのは、インスタを意識しているからですが、インスタの画像は「1,080px四方」と書かれていてorz… 500pxで加工しちゃったよ・・。
昨日英語のレッスンで「instagrammable」という単語を教わりました。インスタグラマブル:インスタ映え、だそう。
男性にはとかく揶揄されがちなインスタ映えですが、良い訓練と思ってチャレンジしたいと思っています←そう思ってるのは知ってるからさ、いい加減始めないと、ブームが過ぎちゃうよ・・。