スピードと音に気をつけて美しくなろうと企んでいる、
櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
■ 立ち居振る舞いにガサツさが出てるよこずえちゃん
って、立ち居振る舞いに美しさがにじみ出る方にお会いする度に思うのですが、
丁寧にしよう!と心がけたところで、
昔からの無意識の習慣だし、行動全てに関わることで、雲を掴むようで・・・
具体的に何をどうするのか、気をつけるポイントが明確でないことが、
難しい理由だと思ったので、まずはこの2つを意識してみることにしました。
そういう講座にも行ってみたいですが、行く前にできることを。
1)行動をスローダウン
最近お会いした、素敵な初老の紳士は、
行動がとにかくゆったりとしていて、とても優雅で印象的でした。
ご本人は、老いぼれだから遅いだけですよ、とニコリ。
かなり昔に習っていた、お茶やお花の先生もそうだったなぁ。
流れるようにゆっくりと、優雅でたおやかで・・・と、
いきなりそこには到達できないから、
理想を思いつつ、まずは行動の速度を落とすことだけを考えてみよう。
歩く速度、話す速度、鞄からスマホを取り出す、振り返る、水を飲む・・・。
★
また、バッハ君によく笑われるのですが、
時間がないと家の中をバタバタと走ってしまう。
ねずみ小屋なのに!と(うさぎ小屋より小さいという意味で)
走ったって意味がないばかりか、モノを落としたり、
気持ちを余計焦らせてしまったり、超絶逆効果。
急ぐ気持ちがある時こそ、行動はスローダウンした方がいいのに。
何かトラブルが置きた時、時間がない時に、
バタバタと焦るよりゆったり構えた方が、
見た目だけでなく、結果も良いはず。
ということで、行動をスローダウン。
2)音を無駄に出さない
バッハ君はコップをテーブルに置く時、
音が出ないようにとてもゆっくり置く。
そう、スローダウンは消音効果もある。
最初は「早くしてよ!」なんて思ったこともあったけれど、
いやいやこれは見習うべきと、
今ではできるだけ真似するようにしている。
音を無駄に出さないことって、美しいなと。
美しい所作だから音が出ないのか、
音を出さないようにすると、所作が美しくなるのか。
いずれにしろ、音を無駄に出さないことは、美しい。
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昨年これまた美しい方から、寺田文さんの「台所のおと」を頂きました。
#ありがとうございました!嬉しかったです!
実は学生の頃に読んでいて、恐らく実家に埋蔵されたまま・・・。
約20年振りに読む「台所のおと」はとても新鮮でした。
そう、台所でガシャガシャと「音」を出さない女性って素敵!
と、ドッタンバッタンガッシャンやってる櫻田は、ドキリとしました。
そこはこの本のポイントではないけれど、「音」がこの短編小説のキー。
おまえはもとから荒い音をたてないたちだったけど、ここへ来てまたぐっと小音になった。
病に伏す料理人の夫を気遣う妻が、代わりに立つ台所で出す「音」の変化・・・
派手な展開はなく、繊細な心の機微が美しい言葉で静かに綴られ、
ゆえに強く、ぎゅーっと心を締め付ける。
物語系はレビューが非常に難しいので控えますが、いやぁ、ぐっと来ます。
短編集なので負担なく読めますし、他の短編も素晴らしいので、是非!
★
お会いする方や周囲の人は沢山のヒントを教えてくれているのに、
気付かない、行動に移さない自分・・・・
ということで「スピード」と「音」に気をつけて、美しくなりたいと思います。
膝も揃えて、ね←今開いていた・・・