今日の櫻田

いつかどこかで見たことがあるような・・・ピーター・ドイグ展★これは行かなきゃいけないヤツだ!

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緊急事態宣言中に逃してしまった個展が、10月まで会期延長となり、さらに8月は学生無料に飛び上がって喜んだ45歳の女子大生、櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

あら嬉しい♪

ということで、学生証を握りしめて、東京国立近代美術館に行って参りました。

ピーター・ドイグ展特設サイト

雨に降られながらたどり着いたピータードイグ展。

この個展の宣伝を見かけるまで、美術に疎い櫻田は、クリスティーズで30億で落札された「画家の中の画家」と言われる、イギリスの現代アーティスト「ピータードイグ」という名前を聞いたことすらなかったんですが、最初のチラシの絵を見て、これは行かなきゃいけないヤツだ!と、ピーンと来まして。

ちなみに、まだご存命の方です。

8月終わりの平日お昼、館内は大変空いていました。

大きな空間に、巨大な絵がいくつも・・・絵にのみこまれるような、贅沢な空間。

とにかく、美しくて、どこかロマンチック☆

難しいことは分からなくても、とにかく自分の好みの、好きがあちこちに。

どれもこれも、うっとりする絵ばかりで、大興奮です。

そして、見るほどに引き込まれていく・・・

ピーター・ドイグは、ゴッホやゴーギャンなどの近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーン、写真、自らが暮らしたカナダやトリニダード・トバゴの風景、記憶といったさまざまな要素から作品を構築。多様なイメージから成るピーター・ドイグの作品は見る者の想像力や記憶を刺激し、いつかどこかで見たことがあるように感じられるのが特徴だ。
Fashion Press:「ピーター・ドイグ展」東京国立近代美術館で、イギリスの“画家の中の画家”日本初個展

そうそう、安心感がある。

見る者にドヤッ!お前にこの芸術が分かるかっ!と挑戦してくるのではない。

ねえねえ、こんな感じ好き?ささ、こっちも見てよ、なんか思い出さない?これはどう?みたいな感じで、親切設計。

パッと見で、ただただ美しい上に、独特の構成によって視線が泳がされる度に、いろいろな情景が心から引き出される。

う~ん、これ楽しいぞ♪

あーこれこれ!チラシの絵!

椅子に座ってのんびり眺めてみました。

櫻田、グラフィックデザインのような、平面的に色彩的に美しく構成された絵が好きです。

静かなのだけれど、その中に、ちょっと鬱々とした内面が見え隠れするのが特に好きで、

マーク・ロスコとか、

エドワード・ホッパー、

そして、ジョージア・オキーフが好き。

で、これはホッパーっぽい!好きだわーうふふーって眺めてたら、

解説にもホッパーとの類似点の指摘があり、歓喜!
(やだ、私アート分かっちゃってるわ、的勘違い)

↓ホッパー

自分が直感的に大好きなものを集めて、その共通点を探すのが好きですが、

2014.05.12 (Mon)櫻田の好きな絵〜自分の好きをファッション以外から知る旅〜

そういう「自分が好き」のアンテナ、もっと磨いて行こう

そこからきっと、長年の課題「個性」が生まれてくると思うので。

最後のポスターの間、も圧巻でした!

ドイグが主催する、映画鑑賞会のポスターらしいんですが・・・東京物語!

小津監督に影響された作品、というのもありました。

作品は特設サイトにも、Youtubeにも掲載されています。

ピーター・ドイグ展特設サイト

・美術手帳:「画家の中の画家」ピーター・ドイグが語る、絵を描き続ける理由

まだまだ10月まで開催されているので、是非!

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