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2015.08.11 (Tue)

「センスは知識からはじまる」水野学★ワタシの最適化

くまモン生みの親である、クリエイティブディレクター水野学さんの「センス」本。
今年のお誕生日ステイで手に取った本の一冊です。

#週末〜風邪でダウンしてました、ご無沙汰してごめんなさいっ!

mizunosan.jpg

センスが良くていいですね〜と、その作品を作ったご自身の「センス」が
「特別な人に備わった才能」のように言われてイラっとされているようです。

「すごい企画を出すにはセンスが必要でしょう。
ひらめきやセンスについて、教えてほしいんです」

「センス」は天賦の才能ではなく、ひらめきでもなく、
たゆまぬ努力の積み重ね、それも、知識の習得から始まると。
その構造、方法論を、繰り返し説明して下さる本です。

ま、「天賦」の部分は大きいじゃろ、と思っちゃいますけどね☆

ところで、クリエイティブディレクターと言えば、佐藤可士和さんを思いつきますが、
書いてあることも、似通っているところがあるように思いました。

「佐藤可士和の超整理術」★すばらしい本当に「超」整理術!
http://sakuradakozue.com/sato-kashiwa-seirizyutsu/

理路整然として、一貫していて、風通しが良いことが、
センスの良い仕事が生まれる条件なのかしら・・・。


■ センスの最大の敵は思い込みであり主観

なぜこの本のレビューをこの美人ブログで書いているかと言うと、
オシャレ修行における自分自身に重ね合わせて、イタタタタ・・・
と思うことがいくつかあったからです。

センスの最大の敵は思い込みであり、主観性です。思い込みと主観性による情報を集めても、センスは良くならないのです。


ファッションセンスも同じように、最大の敵は思い込みであり、主観なのかっ!?
やっぱり客観性より、自分が好きなものを着るに限るわっ!
とか最近思っている櫻田、早速グーパンチされました。

思い込みと主観で洋服を買いがちな櫻田、センスは良くならなそうです・・・。

#注意
好きも深堀する(客観的に分析する)ことで、センスあるアウトプットが可能と仰ってます。
結局主観のままじゃダメ、ってことなんですが。


■ 自己アピールみたいな野心はいらない

さて、この本はファッションセンス本ではなく、
クリエイティブな商品企画などを立てる、ビジネスマン向けの本です。

くまもん、とか、そういった企画こそ、
「今まで見たことないような」とか「斬新で新しい」
ことが要求されると思ってしまうんですが、バッサリ。

世の中がびっくりするような企画を思いついてやろうという気持ちは捨てた方がいいよ。そういう自己アピールみたいな野心が、企画が浮かばない原因になることもあるから。


ぎゃーーーーーーーっ自己アピールーーーー・・・

びっくりさせようという野心はないんだけれど、
「なんか雑誌とかにあるんじゃない、私だけの、Only Oneな着こなしをしたい!」
とか思っている、ファッション以外も自己アピール欲強い櫻田、パーで往復ビンタ・・・。


■ その製品らしさ(シズル)が大切


売れる商品にはどれも、その製品らしさ(シズル)を内包しているものであり、そのシズルが人々の心を掴んでいる。売れるための的確なシズルを見つけ出すためには、その製品が「何っぽい」のかを分類しながら絞り込んで行く作業が有効である。


(シズル)
英語の擬音語で、肉を焼く時のジュージューいう音のことをシズルsizzle)と言う。 そこから転じて人の感覚を刺激する感じのことを指し、広告やデザインの世界では、瑞々しさというような意味で使われたりする。
http://www.weblio.jp/content/シズル

ファッションに置き換えつつ、櫻田的な変換をすると・・・

素敵だなと思う装いはどれも、
その人の装いが目指すイメージ(エスニックっぽいとか、都会的イイ女とか、セレブっぽいとか)
を発していて、そのイメージとして、見る人の心に素敵だなという思いを喚起させている。

だから「素敵に思われる」ための的確なイメージを見つけ出すためには、
その人が「何っぽい」のかを、その人が「何っぽく」なりたいのかを分類しながら、
絞り込んで行く作業が有効である。

ほぉ。なるほどクリア。
やっぱりそういう「どうなりたいのかのゴール」は明確に設定することが必要ですよね。
ここがもう一歩、甘い気もする・・・というか、実際に反映できていない気がする。


■ センスとは「物事を最適化する能力」

ファッションなら「私を最適化する能力」「私の魅力を最大限に引き出す能力」か!

その方法論は、最後にオマケのように付いていた、
「事務所の女の子のショッピングに付き合うエピソード」
にまとめられていました。

>>商品の企画を立てる時の手順

1. ターゲットの表面的な「特性」を正確に把握する
2. ターゲットの内面的な「特性」を把握する
3. 最適化の条件(目指すゴール)を設定する
4. 最適化に向けた機能を設定していく
5. 時代環境を考えて調整する

>>女子を洋服でプロデュースする時の手順

1. 外見の特徴を先入観や今着ているものに囚われず客観的に把握する
2. 本人のキャラクター、性格を把握する
3. 「◯◯な女性」になりたいとかのゴールを確認する
4. 3に向けて+になるところを誇張したり、−になるところをカバーしたりする洋服やメイクを選ぶ
5. 最後にいわゆる流行を加味する。
# 流行を優先するとセンスある服装から遠ざかるので注意、だそう

本人がどのような自分を演出したいのかという「主観」部分も、
きちんと汲んであるのが、ちょっと嬉しかったです。

1. 骨格診断&パーソナルカラー診断や自撮写真の客観的分析
2. 櫻田のキャラの把握(元気・アクティブ・ポジティブ・・)
3. 櫻田の「なりたい女性」イメージ明確化
4. この「似合わせる」的バランスを取るの、まだまだまだだなぁ・・・
 洋服を買うとき、コーディネートするとき、意識が足りてない気がする。
5. は、櫻田は少し意識した方がいいくらいだな。

1&2と3が乖離し過ぎていると、苦しい訳ですね・・・。

ターゲット(自分の外見)の魅力を最大限に引き出しつつ、なりたいイメージを叶える。


■ で、「思い込みや主観性ではない情報」はどうやって集めれば良いの?

センスは知識から始まる、とのことですが、
「思い込みと主観性による情報を集めても、センスは良くならない」
なら、どうすればいいんですか?

水野さんはこんなふうに知識を収集すればセンスが良くなると仰ってます。


1. 王道から解いて行く(定番・名品・ロングセラー)
2. 流行
3. 「共通項」「一定のルール」を探す


なるほど。

1. はオシャレ指南本とか、写真集とか、めったに買えないけどバーニーズとかで見学か。
2. は雑誌、だよね。ま、1的なものも含む、かな。
でもここで「きゃーかわいい!」って買っちゃだめで、
3. を探して、整理しておかなきゃならんのだよ。コラージュはやっぱり有効か。

そして、


センスとは知識に基づく予測


であるから、その知識に基づいて、

この服とこの服を合わせて櫻田に着せると目指すイメージに最適化されそう・・・
このバッグを一点プラスすると、イメージがアップしそう、っていう予測ができる能力?
なんかちょっと卑近過ぎるけど、そういうことなのかなと思いました。


あぁ、こういうの読むの大好きで、読むとそれだけで満足しちゃって、
一向にセンスがよくならないという、自己啓発本読み過ぎ症候群的櫻田こずえでした!

でも、この本、ファッションにずらしながら読んでいて、とっても楽しかったです。
そのものを語る本ではなく、違う分野の本を自分の興味に置き換えて読むと、
いつもと違う発見もあって、面白い。


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